透明な壁

本当に大切なものは見えないものだ。

ある夜、僕は会社の喫煙ルームでタバコを吸っていた。
喫煙ルームにはわりと大きい窓があり夜だと自分がその窓の映る。そこで、タバコを吸いながらパントマイムをしたりする。窓に自分が映るので上達していくのが分かり結構楽しい。

その日、僕は「壁がある(透明な壁)」をやっていた。一番ベタなヤツだ。やっているうちに、だんだんタバコなんかよりそっちが楽しくなり1人で真剣に「壁がある」をやっていた。だんだん、本当に壁があるんじゃないのかと思えてくるぐらい真剣にだ。と言うか間違いなく窓に映る自分は透明な壁を触っていたと思う。

そして、そんな事をやっていたら急に背後のドアが開き会社の人が入ってきた。窓に映る会社の人と目が合う僕。そして、振り向く僕。「何をやっているの・・・?」と言うキョトンとした目をしている喫煙ルームに入ってきた会社の人。

不自然な間ができて何か言わなければと思った僕は
「見えるんです。僕には」と言った。

なおさら、キョトンとした目をする会社の人。

それは、そうだ。ドアを開けたら謎の動きをする同僚のうしろ姿。窓を通して目が合う。そして振り向いたかと思うと「見えるんです。僕には」と言う謎の発言。

僕と喫煙ルームに入ってきた会社の人の間には、本当に壁があったと思う。透明だがとても分厚く、高い壁が。そして、この出来事のあと、僕とその人の間には見えない壁が生まれた。たぶん僕はかなりパントマイムがうまいのだと思う。パントマイムをしているつもりはないのに壁の存在を感じる事ができるのだから。


photo

実験ですよ555

実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験ですよ555実験......
20140207

実験ですよ009

実験ですよ009実験ですよ009実験ですよ009実験ですよ009。 実験ですよ009実験ですよ009実験ですよ009実験ですよ009実験ですよ009実験ですよ009実験ですよ00......