記憶
小さな時から変わらない。
幼稚園の頃トラックにひかれた事がある。
その時頭を打ったらしい。
気が付いた時、たんこぶが2つできていたので頭を打ったことは間違いない。
気が付いた時、僕はコタツで眠っていた。時計は午後4時をさしている。
起き上がり母親に「僕何してたんだっけ?」と聞いた。「昼寝してたんでしょ」と母親は当然のように答えた。
確かに、コタツで眠っていたのだから母親の答えに間違いはない。
しかし、僕の記憶では母親と一緒に買い物に行っていたはずだ。
そういう風に母親に言うと「昨日、トラックにひかれたのよ?覚えてないの」と目を丸くした。
言われてみれば、そんな気がする。トラックにぶつかるギリギリまでの記憶がある。ゆっくりとトラックが近づいてくる。と言うか、まるで僕がトラックに吸い込まれていくような記憶が。でも、そこから今、コタツで、目を覚ますまでの記憶がない。
母親に詳しく聞いた。
僕はトラックにひかれた。でも、幸いたんこぶが2つできた他には何の問題もない。だから、一応、運転手と話し合い連絡先を聞いて何かあれば病院に行くと言うことになったらしい。
事故後、家に帰った僕はいつものように食事をし、テレビをみ、風呂に入って、寝た。朝も普通に起き、幼稚園に行って、いつも通り迎えに来た母親と帰宅し、昼寝したらしい。
でも、何も覚えていない。普通にいつも通りに事をしているのに、事故にあってから次の日、昼寝から目を覚ます約1日の記憶がないのだ。
そして、コタツでの昼寝から目を覚まし、記憶の蓄積が戻ってきた。
記憶がなかったあの時間、僕は何を考えていたのだろうか?
あれから、15年以上経った今考えるときっとエロい事だと思う。
むしろ、本能に忠実になっていたはずなのでまず、間違いなくエロい事だろう。
そんなエロい事を思い出した。


実験ですよ555
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